慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群｜やわらぎ治療院-大分駅北口徒歩5分の鍼灸院

慢性前立腺炎の鍼灸施術について説明します。

～どのような症状ですか？～

長時間の座り仕事、自転車に乗り過ぎたなど、股間へ強い刺激を
受けた場合や、小便を長時間我慢したときなどの後、
下腹部や股間に痛みや不快感が生じることがあります。
また、射精時に会陰部に強い痛みが出たり、座っていると頻繁に
尿意を感じることがあります。

これらの症状が出たときは、細菌感染も疑われますので、
まず泌尿器科を受診してください。

～鍼灸施術が対象となる慢性前立腺炎～

しかし、非細菌性で炎症もなく、医師の診断でも原因が特定できない
前立腺炎の場合、骨盤底筋群の筋線維の一部が痙攣した状態、
慢性骨盤痛症候群と呼ばれる状態になっていると推測され
鍼灸施術の対象となります。
鍼施術により症状が軽減することがあります。

～非細菌性慢性前立腺炎・慢性骨盤痛症候群の原因と鍼灸施術方法～

ハーネスを付けて宙づりの仕事をしたり、長時間自転車に乗ったり、
長時間小便を我慢し続けたりすると、骨盤底筋群に無理な負荷が
かかることがあります。

このような状況が続くと、骨盤底筋群の筋線維の一部が痙攣したような
状態となり、会陰部に強い痛みや尿意を頻繁に感じるようになります。

鍼施術では、症状の原因となっている骨盤底筋群を触診し、場所を特定し、
そこに刺鍼すること（骨盤底筋群刺鍼）で筋線維の痙攣を鎮め、
症状を改善していきます。

来院される方の多くが、長期間痛みを我慢されているのですが、
1回から数回の鍼施術で症状が軽減・消失していているようです。

会陰部だけでなく、肛門付近まで広範囲に不快感が生じている場合は、
「股間の痛み（陰部神経痛）」のページをご覧ください。

**この記事の掲載開始：2014年11‎月‎12‎日
**更新・加筆修正：2022年‎11‎月1‎2‎日