足のむくみ｜やわらぎ治療院-大分駅北口徒歩5分の鍼灸院

足のむくみ（浮腫）の鍼灸施術について説明します。

～どのようなむくみですか？～

もし、そのむくみが以下のような場合でしたら注意が必要です。

夕方に足がむくむ。呼吸困難、静脈怒張、チアノーゼを伴うときは、
心不全で見られるむくみです。循環器系専門の内科を受診してください。
また、すねを親指で押して圧痕（指の痕）が20秒以上残るときは、
内科を受診してください。

～鍼灸施術が対象となるむくみ～

このよう浮腫ではなく、なんとなく足がだるくなるといった
症状の場合は、浮腫ではなく「むくみ感」ですので、
鍼灸施術の対象となります。

～むくみの原因と鍼灸施術方法～

足に「むくみ感」が出てくる場合、ふくらはぎの筋が張っている
ことが多いです。

ふくらはぎには、下腿三頭筋（腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭・
ヒラメ筋）という筋があります。このうち、ヒラメ筋は
腓腹筋内側頭・腓腹筋外側頭の内部に位置するため、体表から
ほとんど触れることができません。
しかし、足のむくみ感が生じるのは、このヒラメ筋が
張っていることが多いです。

鍼施術では、この体表から触れにくいヒラメ筋に
直接アプローチできるため、筋を緩めむくみ感を解消することが
できます。

また、靴のサイズが合っていないなどで、足の指にいつも
力が入っているような場合も、足にむくみ感が出てきます。

ヒラメ筋のさらに奥には、足の指を曲げる筋肉（長母趾屈筋・
長趾屈筋）があり、これらの筋が張ることがあります。
これらも皮膚表面から触れることができない筋ですので、
鍼施術が効果があります。

**この記事の掲載開始：2014‎年‎11‎月‎12‎日
**更新・加筆修正：2016‎年‎11‎月‎25‎日