恥骨結合炎・鼠径周辺部痛｜やわらぎ治療院-大分駅北口徒歩5分の鍼灸院

恥骨結合炎・鼠径周辺部痛症候群の鍼灸施術について説明します。

～その痛みはどのような痛みですか？～

恥骨前面や鼠径部周辺に痛みが出る症状で、運動時痛、圧痛、腹部への
放散痛などの疼痛症状が出ます。
このため、股関節の可動域制限や筋力低下も認められることがあります。

サッカーやラグビーなどボールを蹴る動作や、陸上競技などのスポーツを
行う方に多く発症します。

痛みが出ているときは、恥骨筋や内転筋などの恥骨付着部に、骨融解や、
左右の恥骨の高さの違い、また恥骨結合部の変形、はく離骨折などが
起こっていることがありますので、まずは整形外科での受診をお願いします。

～鍼灸施術の対象となる痛み～

鍼灸施術の対象となるのは、整形外科で保存療法を選択された場合で、
ランニングなどの動作時に痛みが出る場合です。

～恥骨結合炎・鼠径周辺部痛症候群に対する当院の考え方～

整形外科での診断で、恥骨はく離骨折などが原因でなく痛みが生じる場合、
当院では、恥骨結合炎・鼠径周辺部痛症候群は、恥骨周辺の筋が
原因と考えています。

特に、恥骨筋の筋攣縮によって、痛みが発生していることが考えられます。
恥骨筋は、下の解剖図の黄色にハイライトした筋です。

～恥骨結合炎・鼠径周辺部痛症候群に対する当院の鍼灸施術方法～

痛みの原因となっている恥骨等の筋に直接鍼を刺入し、局所単収縮を起こして
筋の攣縮を治めます。

痛みの原因が筋である場合は、その場で痛みが軽減していることが確認できます。

解剖図は、BIODIGITAL HUMANの画像を使用しています。
https://human.biodigital.com

**この記事の掲載開始：2016‎年‎6‎月‎18‎日
**更新・加筆修正：2016‎年‎11‎月‎25‎日